「字認」 ~2018年2月の稽古テーマ

ちゃんと書こうと思ったのに、ちゃんと書けていない。
ヘタさや悪いクセばかりが見えてくる。


自分の書いた字なんて好きになれない・・・。
そんな人、多いのではないでしょうか。


でも、ちゃんと書こうとして書かれた字が、
100%ヘタということはありえません。

どんなにヘタでもクセ字でも、
「いいところ」は、どこかに潜んでいるものです。

自分の書いた字の中の「いいところ」を見つければ、
自分の生き方にちょっぴり自信が湧いてきます。

自分の書き方には、
少なからず、自分の生き方が表れますから。


自分で書いた字を認めることは、
自分の生き方を認めること。


自分の生き方を認めることで、
他人の生き方も認めることができます。


「字認」。自分が書いた字を認めること。
「字認」を通じて、互いに認め合う穏やかな関係を。

書を通じて、広げていけたらなぁと思います。

書法家・武田双鳳

書を通じて人生を豊かにする場所をつくっています。

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